ダウン症の子育て

ダウン症におすすめの靴。インソール作成の補助金について

ダウン症の子供におすすめの靴をまとめました。

また、ダウン症の子供のインソールを作成した時の補助金についてもまとめました。

 

我が家のダウン症の息子である「えいじゅ」も

つかまり立ちから歩き始めた時期はだいたい2歳くらいからでした。

 

えいじゅが立ち上がり歩けることにすごく感動した親ですが、

歩けるようになってくるとやはり普通の歩き方とは違うんだなと思いました。

 

具体的には、

・「ものすごくふにゃふにゃしている」

・「両手が上を向いて平均台を歩いているような不安定な歩き方」

というような印象でした。

 

もちろんわかっていたことですし、

担当医とも相談していたのでそこまでショックではありませんでした。

 

これはダウン症特有の歩き方のようで、

しっかりと補正すればちゃんと歩けるというアドバイスをもらっていました。

 

子供が歩けるようになってからまず悩んだことが、

ダウン症の子供にはどんな靴を選べばいいのか?でした。

 

私だけではなくほとんどの親は、

子供に可愛い靴を履かせたいと思うでしょうし、

子供が歩きやすい靴を履かせたいと思うことでしょう。

 

今回の記事にはこんなことが書かれています。

  • ダウン症の子供におすすめできない靴とは?
  • 靴を買うときに気を付けるポイントは?
  • ダウン症におすすめする靴
  • 補装具の作るときの補助金の申請は?

もしこの記事を読んでダウン症に子供に靴を買おうと思った方は、

ちょっと待ってください!

 

私が一番おすすめする方法は「子供靴のサブスク【Kutoon】」です。

子供の成長は親が思っているよりも何倍も速いです。

「12㎝の靴を買っても2~3ヵ月したらなんだか窮屈そう」

「まだ使えるのにもうに買い替えなくちゃいけないの?」

これ実際我が家であった出来事です。

毎回買い替えるよりも「借りる」という選択肢のほうがいろいろ試せて意外とコスパも良いです。

\子供靴が履き放題/

 

 

※今回の記事は私の息子であるえいじゅの状態を基準としています。障がいの重さによって医療用の靴を勧められる子供もいますので必ずお医者様の判断を仰いでください。

ダウン症の子供におすすめできない靴とは?

ダウン症にかかわらず歩きはじめの子供の足の特徴は、

  • 足がやわらかい
  • 足の幅が広い
  • つちふまずがまだない

という点があります。

赤ちゃんの内は、まだ足の骨も発達しきっていないので柔らかく、

脂肪が足についているため、幅広になっていて、つちふまずもまだありません。

 

ダウン症の子供はそこから、

・筋肉が弱く低緊張

・関節がゆるい

・へん平足

・X脚

という特徴があります。

これらを踏まえると、一般的な靴でもおすすめできない靴があります。

安価な子供靴

超大手の子供用品店の「西〇屋」や激安衣料品店の「しま〇ら」や「サ〇キ」の靴はあまりおすすめできません。※店舗は大好きです。

値段が安いのでついつい手が出てしまいがちですよね。

実際、えいじゅにも何点か購入しましたが、

すぐにダメになってしまった部分が「かかと」でした。

やはりいい値段のする子供靴に比べ、

靴自体の素材が柔らかくすぐにヘタってしまい、

何度も買い替えるハメになってしまいました。

ローカットシューズ

コンバースなどは子供にも大人にも人気でリンクコーデなどでも可愛いですね。

ですがダウン症の子供は基本的に、

足首まで固定できるハイカットスニーカーをファーストシューズにすることをお医者様や靴屋さんにおすすめされることが多いです。

まずは、しっかりと歩けるようになるまではローカットスニーカーは避けるほうが無難でしょう。

 

靴を買うときに気を付けるポイントは?

靴を買うときに注意する点をまとめました。

実際にえいじゅに靴を購入した際に、

失敗を繰り返した私が気を付けるポイントをお伝えします。

子供靴専門のショップで購入する

まずは、種類が豊富です。

さらに、高確率で足のサイズを測ってくれる機械が置いてあるので、

その場で店員さんに頼めば無料で足のサイズを調べられます。

ブランドの子供靴「ナイキ」や「アディダス」、「ニューバランス」、「アシックス」、「コンバース」の種類で言えば専門店に行かなければならないかもしれませんが、

まずは、ショッピングモールなどに入っている子供靴専門店に行くことがベストですね。

インソールがあれば必ず持参する

多くのダウン症の子供は靴に補正用のインソールを入れる場合が多いです。

このインソールなんですが、

主に偏平足やX脚を治したり、

つちふまずを作るためにいれるものなんですが、

想像以上に「分厚い」んです。

一番厚いところでは1㎝くらいありそう。

 

なので、

通常の靴のインソールを外しても意外に足の甲がパツパツになることがあります。

インソールを作っているのであれば必ず持参して合わせる方が無難です。

もしなければ、購入予定の靴にインソールを二枚入れて足と靴のフィットした状態を見ることが失敗を防ぐコツかなと思います。

靴を買う際のポイントは以下

子どもの靴の選び方

引用:シューマート

でもやっぱり「ナイキ」「アディダス」「ニューバランス」などのブランドは作りもよくてかわいいものが多いですよね。

子供の靴でも新品を買うと1万円もする靴もあるくらい。

いろいろ試せて汚しても洗わずに返却できる靴のサブスクを利用するのもありでしょう。

\ブランドの靴がたくさんある/

ダウン症におすすめする靴

ダウン症の子供のおすすめな靴を厳選しました。

主に、歩きはじめの2~4歳くらいの靴をメインにお伝えしていきます。

 

私の主観ですが、

本当に歩き始めであるヨチヨチ歩きの場合はダウン症であれば、

無理に靴を履かせず裸足の感覚をまずは覚えてもらうことも大事だと思います。

 

メーカーで用意されているファーストシューズって素材自体が柔らかく平らで、

インソールも合わないと思うからです。

 

お医者様からも

「無理に立たせなくていい」

「ハイハイのほうが全身運動だからムリに歩かせようとしなくていい」

という風に言われておりました。

 

ダウン症の子供は特につちふまずがないへん平足が多いようで、(えいじゅもそうでした)

歩くときに上手く地面を捉えることが難しいようです。

 

つちふまずって、

全身を支えたり、弾みをつけたり、ショックを吸収したりするのに

とても重要な部分なんです。

 

インソールって、このつちふまずを作るために使うんです。

3~6歳の時期にインソールをしっかり使うことで、

つちふまずができて、歩行が安定するようになるんです。

 

 

我が家のえいじゅはヨチヨチ歩きが健常者並みに早かったので、

療育施設で相談して慌てて栗原補装具店で補装具を作ってもらいました。

本当は、歩き始める前にこの補装具をつけるのがベストのようです。

この補装具はダウン症について先進国であるアメリカでは支流なもので、

えいじゅは靴下に補足具をつけて生活していました。

 

まあ、そもそもそんな距離を歩けないので外に出る時は、

抱っこ紐もしくはベビーカーが9割なのでインソールというよりも

補装具がメインっていう感じでした。

 

本気で靴を選ぶ時期はある程度、距離が歩けて、

「よし!公園で遊ばせよう」くらいになってからで良いと思います。

 

ダウン症の靴を選ぶ際のポイントは6つ

靴を選ぶ際には、この6つを意識して選ぶと良いでしょう。

  1. 足首までしっかり固定するハイカットシューズ
  2. 足の甲がしっかりフィットするもの
  3. かかとがヘタらない作りのしっかりしたもの
  4. つま先の部分に広さがあるもの
  5. ソールが硬すぎないもの
  6. できるだけ軽いもの

この6つを全てクリアしているシューズをご紹介します。

アシックス シューズ すくすく TUB110

 

約1歳~3歳の幼児向けに展開する「BABY」シリーズ。

足首までしっかりガードしてくれるハイカット使用で、

重量も軽く、ソールもやわらかいです。

特徴は、

足首の安定性に優れたハイカットシューズです。かかとの安定性を重視し、かかとを包み込む立体的な中敷を採用。扇形のつま先部分は足ゆびをのびのびと動かすことができ、踏ん張りやすいのが特徴です。足の曲がる位置を考慮して設計した分割ソールは屈曲性に優れ、足の動きにしなやかに追従。インナーソールには抗菌・消臭効果のあるシャインアップ、汗をすばやく吸収・拡散してドライ感を保つウォーターマジックを採用。靴の中を快適に保ちます。フィット感の調節がしやすい2本ベルトで、足首と甲をホールド。履き口が大きく開くオープンベロ構造で、脱ぎ履きも簡単です。

引用:楽天

サイズ展開も12㎝からあるのでダウン症の子供のファーストシューズにはもってこいかなと思います。

ムーンスター carrot C2140

我が家のファーストシューズである「ムーンスター」です。

私が購入した時は、13.5㎝のサイズ展開があったのですが、このシリーズは15㎝からとのこと。

もし気になるのであれば、直接取り扱いショップに問い合わせてみるのも良いかと。

ただ履かせやすかったし脱がせやすかったです。

歩行も安定していたように思います。

サイズアウトまでしっかりかかともヘタらず、次男までしっかり使えました。

 

特徴は、

子どもの足と歩きを考慮した「ムーンスター」ブランドの高機能キッズシューズです。ホールド感に優れたハイカットモデル。土踏まずから踵にかけて中底にしっかりとしたシャンクを設置しているので、蹴り出しの際に適正な屈曲を確保し歩行時の負担を軽減します。つま先はゆったり設計で、踵部の「カウンターボックス」構造がお子様のやわらかく歪みやすい足元をしっかり支えます。は取り出して洗えるのでいつも清潔に保つことができます。また天然緑茶を原料とした「カテキン」使用により優れた抗菌・防臭効果を発揮します。足幅が細めのお子様に向けたウィズ調整中敷(1E)付き。

引用:ムーンスター

とアシックスとどちらも使いやすいです。

ただサイズ展開が残念なところ。セカンドシューズに検討するのも良いかと思います。

 

 

補装具の作るときの補助金の申請は?

ダウン症の子供のインソールを作る際には、

特注で作るため、料金が約4万円と高額になることがほとんどです。

ですがしっかりと補助金を申請すれば、約1割負担で済みます。(※市区町村による)

 

ほとんどの方は、療育施設に通所していることでしょうから、

そこでインソールの話をされる方がほとんどになると思います。

または、お医者様からの話があるでしょう。

地域によって少し申請方法ややり方が違うようなので、

今回は、簡単な流れだけお伝えします。

 

①療育施設(病院)でインソールや補装具作成の話を聞く。

ここで詳しく流れを教えてもらえます。

病院に書いてもらう補装具の意見書のこと、

子供に合わせ、いつ頃作るべきなのか?

近隣の補装具店は?(多分紹介してくれて療育施設に来てくれると思う)

など。

だいたい初めはインソールと補装具の2つ作ることが多いようですね(室内用と屋外用)我が家もそうでした。

 

そのあとは、指示に従って必要書類などをそろえてインソールを作り、

市役所に書類を提出すれば補助金が指定口座に振り込まれます。

 

②自分で靴を用意して補装具屋さんと予定を合わせ足の型を取る

靴は先に自分で用意します。先ほどおすすめした靴ならば問題ないでしょうが、

インソールのことをふまえ1㎝ほど大きいサイズの靴を用意するといいでしょう。

 

③補装具費支給制度の申請

型を取った数日後に補装具屋さんから見積書が届き、

指定口座へ料金を振り込みます。

その後、領収書が届き、医者からもらっている書類と一緒に役所の福祉課の提出します。

 

④インソールの仮合わせと本作成と補助金の振込

これは前後するかもですが、

だいたい1~2週間後に申請が通れば指定口座へ補助金が振り込まれます。

私の場合は、

インソールの仮合わせで技師さん何度か療育施設に来てくれました。

最終調整が終わり、

本作成したインソールと補装具の2つを療育施設で受け取る流れでした。

インソールや補装具に関しては、補助金の申請が年に1回(市区町村による)で、

修理などは無料で行ってくれました。

 

補助金については、しっかりと教えてもらえますが、自分で申請しないといけないので、何度か役所や技師さんとのやり取りがあるので、ちょっと大変でしたね。

ぜひ、参考にしてください。

まとめ

正直、子供の成長は思っているよりも早いです。

ダウン症の子供は、言葉の発達もゆっくりなので、

靴がきついのか?合わないのか?などもなかなか教えてもらえません。

本当に「親の感覚」で対応していくことが多いです。

 

先を考えて大きめの靴を用意したとしても、

せっかく正常な歩行をカバーするインソールが台無しにってしまうパターンもあります。

 

ダウン症の子供には常に「ジャストサイズ」の靴を用意してあげることが大事です。

何個も靴を買い替えるのが大変なのであれば、

靴を「買う」から「借りる」

にしても案外、新しい靴を用意するよりもコスパは良いです。

 

えいじゅも一年でこれだけの靴を購入してはサイズアウトしてしまい、

メルカリで売ろうとしてもなかなか売れず、捨てるはめになりそうです。。。

メインで一足は購入して、少しオシャレを楽しめるくらい歩けるようになってきたら、

インソールだけ入れ替えてオシャレな靴で楽しんでいくのもステキですね。

今回はここまで。

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